虚言癖を持つ人が明らかに嘘をついているときは、追い詰めて真実を言わせたくなる人もいるでしょう。
ここでは元虚言癖の私が実際にやられたことがある追い詰め方法を中心に具体的なエピソードとともにまとめています。
ただし、虚言癖を持つ人と今後友好な関係を築いていきたい場合は、追い詰めることはおすすめしません。
虚言癖を持つ人の多くは、何かしらのコンプレックスや不安を抱えていることが多いので、むやみに嘘を暴くことは関係を悪化させるだけです。
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虚言癖を追い詰めたくなるのはなぜ?
虚言癖は、習慣的に嘘をついてしまうことを指しています。
ではなぜ虚言癖を持つ人々を追い詰めたくなるのでしょうか?まずはその理由についてまとめました。

①嘘をついているのが不快

虚言癖を追い詰めたくなる理由の一つ目が、「嘘ついていることが不快だから」です。
多くの人は、嘘をつかずに生きているので、嘘をつくこと自体に嫌悪感があります。
一度っきりの嘘ならまだしも、何度も悪気なく嘘を平気でつく虚言癖の人を見かけると、その嘘を暴きたくなるのも当然の気持ちでしょう。
②嘘が不利益をもたらしている

虚言癖を追い詰めたくなる理由の2つ目としては、「虚言癖の人が言う嘘によって、不利益を生じている」場合です。
例えば、職場で虚言癖の同僚が嘘をついて、ミスを自分に責任転嫁した場合は、追い詰めて嘘であることを証明しないと自分が損をします。
このように実際に嘘によって不利益が生じている場合は、追い詰めなければならない時もあるでしょう。
②の場合は、虚言癖を追い詰める必要があります
虚言癖を追い詰めたくなる理由は主に上記の2つに分かれますが、追い詰める必要があるのは「②嘘が不利益をもたらしている」場合だけです。
冒頭でも言った通り、虚言癖をむやみに追い詰めることは逆効果で、関係が悪化したり、トラブルになったりします。
しかし、虚言癖の人がついた嘘によって、自分に被害が出ている場合は我慢せずに追い詰める必要があります。
そうでない場合は、嘘に一言言ってやりたい気持ちをグッと抑えて、距離を取るのが一番です。
元虚言癖が教える追い詰める方法5選
ここでは、元虚言癖の私が実際に追い詰められた経験やネット上で募集した実体験をもとに、虚言癖を追い詰める方法を5つまとめました。
虚言癖を追い詰める方法①矛盾点を指摘する

一つ目の方法「矛盾点を指摘する」が一番簡単で、手っ取り早く追い詰めることができます。
たまにしか嘘をつかない人の嘘を暴くのは難しいですが、嘘が習慣化している虚言癖の場合は、簡単にボロが出ています。
私は父がニートであることを隠すために、父は「普通のサラリーマン」と嘘を言っていましたが、家に遊びに来たことがある友人に「え?でもいつもお父さん家にいるよね?仕事してないでしょ。」とはっきり指摘されたことがあります。その後も「お父さん本当に仕事してるの?」と何度も追い討ちをかけられて、何も答えられない私を見て、別の友人が話題を変えてくれた経験があります。
矛盾をはっきりと指摘された場合、どう取り繕ったらいいかわからなくなるので、少し酷でトラウマになるレベルですが、追い詰める方法としては有効です。
虚言癖を追い詰める方法②深掘りする

2つ目の追い詰める方法は話を「深掘りする」ことです。
虚言癖を持つ人に対して、その話の詳細を尋ねることは、嘘を暴く手段の一つです。
具体的な事実や時間軸について質問を深め、一貫性のない答えを引き出すことで、嘘が露呈しやすくなります。
「家族旅行で海外に行った」と見栄でついてしまった嘘に対して、「どこに行ったの?」「何が楽しかった?」までは虚言癖だった私は「フランスに行ったんだけど、パリのディズニーランドと凱旋門が楽しかったよー」と答えを用意していたので答えられました。
しかし予想もしていなかったのですが、その友人はフランスに何度も行った経験があり「パリのディズニーでどの乗り物が好き?」「パーク?スタジオ?」「パリは何泊したの?」「ラファイエットは行った?」などと質問攻めに合いました。
どの質問に対しても言葉を濁す私を見て、その友人はそれ以降フランスについて話しかけてくれることはありませんでした。
虚言癖は、多少の質問に対しての答えは用意しているものの、あまりにも深掘りされると答えられないことが多いです。
追い詰めたい時は、とにかく細かく・詳しく聞くと良いでしょう。
虚言癖を追い詰める方法③ピンポイントな質問をする

②と似ていますが、「ピンポイントで質問する」と嘘を暴きやすいです。
ピンポイントで質問をしながら、その人の表情の変化を観察すると良いでしょう。
答えながらも、口がどもったり、話題を変えたそうにしている場合は、明らかに嘘を言っていることがわかります。
先ほどの例で言えば、パリのディズニーが楽しかったといえば「ファントムマナーは乗った?」などと具体的なアトラクションの名前を出してみると、相手はドキッとします。
虚言癖を追い詰める方法④証拠を求める

4つ目の虚言癖を追い詰める方法は、「証拠を求める」ことです。
虚言癖を持つ人に対して、話を裏付ける証拠を求めることはとても大切です。嘘を隠すことが難しくなり、真実を語るきっかけになるかもしれません。
私は昔、家族で安い旅館に泊まったことを「部屋に露天風呂がついたスウィートルームに泊まった」と話したことがありました。それに対して「写真を見せて」と言われて、「撮ってないの」と答えたら、「じゃあその旅館のホームページでも見せてよ!」とせがまれて、何も言えなくなったことがあります。
このように具体的な証拠となるものを求めると、嘘をついている場合何も出てこないので、有効な追い詰める方法になります。
虚言癖を追い詰める方法⑤話に登場する第三者に確認を取る

最後の虚言癖を追い詰める方法は「第三者に確認を取る」ことです。
嘘であれば、第三者に聞いても話が通じないことが多いです。
例えば職場で虚言癖の人がいて、「〇〇さんに許可が取れたので、仕事を進めました。」と言っていたら、その〇〇さんに確認を取ると良いでしょう。話に出てくる第三者に事実確認を取るのは、嘘を暴くのに大切なことです。
大学生の頃の私は虚言癖が一番ひどく、「誕生日に彼氏と六本木のウルフギャングでディナーしたんだ〜」と周りの友人にアピールしたことがあり、なぜかそのうちの一人が彼氏に事実確認をしに行き、嘘がバレたことがあります。
それで、結果的には彼氏になぜ嘘をついたのか聞かれ、別れることになった苦しい思い出です。
どうしてそんな嘘を言ったのかも思い出せませんが、平気で口からどんどん嘘が出てきた時でした。
虚言癖を追い詰めるよりは、適切な距離を取るのがおすすめ
以上が実体験を交えながらの5つの虚言癖を追い詰める方法でした。
元虚言癖の私もそうでしたが、大体はコンプレックスや深い心の傷を抱えていることが多いです。
なので、実害がなければ、出来るだけ嘘を追い詰めず、適切な距離をとってほしいと思っています。
確かに嘘は良くないことですが、一つの嘘が誰かの心を守ることができることもあります。
虚言癖を持つのが大切な人であれば、追い詰めずにその裏にあるコンプレックスと向き合ってあげることで、救われることもあります。
