普通の人は、虚言癖ってただの見栄っ張り・気持ち悪い・うざいと思うでしょう。
しかし、虚言癖のある人もそれなりに悩んで、苦しんでいることが多いのです。
回想録4では、虚言癖を治す転機になった出来事やその過程をまとめました。
あなたは嘘つき?それとも正直者?
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虚言癖でいることに辛くなる

回想録③の通り、大学生時代に虚言癖がピークにひどくなりました。
あまりにも自分とかけ離れた嘘を言っていたので、現実との落差に耐えられませんでした。
家に帰るたびに息苦しさを感じたり、夜中はずっと泣きっぱなしだったりすることも増えていきました。
裕福な家庭を嘘ついても、私は貧しい家の子供で、父はニートで、奨学金を抱える身であることは変わりありません。
当たり前ですが、嘘が現実になることはありません。
見栄っ張りでブランド品を買っても、リボ払いの残額が増えていくだけでした。

転機は新しいバイトを始めたこと

嘘のついている自分を誰も知らない新しい環境で人生をやり直したい気持ちがあったので、大学から遠いところでカフェバイトを始めました。
この新しいバイトが私の転機になりました。
せっかく新しい環境に来たのに、嘘を言ったら台無しだと思ったので、バイト先では口数少なくしました。
夜のカフェバイトはいわゆる陽キャな大学生も多かったので、私は早朝6時からのシフトをメインに働いていました。
そこで同じく早朝バイトをしていた夫と出会ったのです。
そしてこの出会いにより、徐々に徐々に、本当に数年の時間をかけてですが、虚言癖から解放されることになりました。
(実は占いに行ってアドバイスをもらったのも関係していますが、占いは信じる信じないあると思うので、興味ある人だけ下記の記事をお読みください。)

虚言癖を治そうと決意するも何度も挫折

バイト先や夫の前では嘘をつかないで済んでいたのですが、大学では変わらず嘘をついていました。
特に私のサークルでは、家庭環境が裕福な人が多くいたので、どうしても比べたくなって嘘を言ってしまっていました。
頭では本当のことを言おうとするのですが、「馬鹿にされたら?」「嫌われたら?」「友達がいなくなったら?」と怖がってしまうのか、口からは嘘が出ていくんです。
頭が口をコントロールできないのです。
嘘を言うのをやめようとしても、やめられず何度も挫折しました。
今までついた嘘が多すぎて、嘘だとバレたくない気持ちが虚言癖を治す一番の弊害になりました。

ようやく夫に虚言癖であることを打ち明ける

夫には付き合ってからも虚言癖であることを隠し、いつの間にか治せばいいやと思っていたのです。
しかし、虚言癖はなかなか治りませんでした。
多少は良くなっていましたが、すぐに人と比べてしまい、それよりすごいんだと嘘をついてしまうのです。
そして、夫との付き合いが長くなり、本当の自分を知ってほしい・受け入れてほしいという気持ちから、
✔️虚言癖であること
✔️家庭環境にコンプレックスがあること
を打ち明けました。
夫は理解はできないと示しつつも、私を受け入れて全肯定してくれました。
夫の感じたことはこちら

ここから私は、虚言癖を治すと強く決意して、大学3年生の頃から徐々に落ち着いていきます。
最後の回想録⑤では、社会人になって、治っていたはずの虚言癖が突然復活した時の話をします。
