大学生で私の虚言癖はピークでひどくなります。
今思い返すと、自分でもあり得ないと思うくらいです。
見栄っ張りな嫌なやつエピソードが続きますので、気分を害されたらごめんなさい。
あなたは嘘つき?それとも正直者?
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大学で周りとの経済格差に驚愕

幼い頃に「こんな家庭環境なら、勉強していい学校に行くことだけが救いになるよ。」と一度だけ会った父方の親戚に言われたことがあり、それが深く心に残っていたので、勉強には多くの時間を費やしました。
それもあり、晴れて早稲田大学の教育学部に合格することができ、奨学金を利用して入学しました。
中高公立で育った私は、多少の経済格差を感じたことはありましたが、まだ受け入れられるレベルでした。
しかし、大学では、周りとの家庭環境の差に驚愕しました。
マンモス大学と言われる早稲田には地方出身もたくさんいましたが、都内の私立中高一貫の出身も多かったです。
特に私が所属していたサークルでは、
✔️学生ながらにブラックカードを持っている人
✔️港区のタワマンに住む人
✔️実家が日本橋にある人
✔️20歳の誕生日に親から世界一周旅行をプレゼントされた人 など
と私の劣等感を刺激する人がたくさんいました。
今考えると、そんな人と比べる必要は何もないのですが、当時の私は必要以上に虚栄心がありました。
劣等感が強くなり、虚言癖がひどくなる

周りとの経済格差があまりにもあったため、劣等感がさらに強くなり、虚言癖がピークでひどくなりました。
「どうして育ちが良い人は、ずっと幸せなの?」
「生まれた時点で、人生勝ちじゃん」
「神様はあまりにも不公平。」
とそんな妬みまみれなドス黒い想いを抱えていました。
毎日大学から家に帰り、部屋にこもるニートの父とむすっとした顔の母、そして築50年以上のオンボロアパートを見て、虚無感に襲われました。
家に帰るたびに息苦しさを感じたり、夜中はずっと泣きっぱなしだったりすることも増えていきました。

嘘の金持ち自慢で、マウントを取りまくる

それから私は、必要以上に嘘の金持ち自慢をしまくりました。
もちろん奨学金で通っている事実も隠しました。
奨学金で通っている人も周りにはちらほらいましたが、私は同じだと思われたくなかったのです。
奨学金で通っていると言う同級生に対して「大変だね〜」と声をかけたり、地方出身の友人に「渋谷で有名な〇〇(レストラン名)って行ったことある?」などとマウントも取っていました。
さらに、
「誕生日に父から50万円もらった。」
「小さいころは那須に別荘持ってたよ!」
「うちタワーマンションだから、東京一望しすぎて飽きたわ」
「基本車移動だから、バスあんまり乗らないな。」
「父は会社やってて、一応ね、社長なんだ〜」
などの嘘を言うたびに、周りの目が羨望の視線に変わるのが快感で、止めることができませんでした。
本当に嫌なやつだったと思います。
あなたの周りにもマウントを取る人がいるなら、その人はただの虚言癖かもしれません。なんせ本当のお金持ちはマウントなんて取らないからです。

虚言癖に加えて浪費癖まで

嘘で親からブランド物をもらったとよく言っていたので、代わりに自分のお金でブランド物を買っていました。
自分の身に纏うものを全て高価に見せたくて、家庭教師・カフェ・居酒屋とバイトを3つ掛け持ちしていました。
もちろん毎月カツカツです。
本当に恥ずかしながら、リボ払いをして、毎月忍んでいました。(虚言癖が落ち着いていた頃から、浪費癖はなくなり、残額の35万円ほどを一括で返済しました。)
嘘のためにブランド物を買い、リボ払いの残額を見るたびに、私は貧乏の家の子供であるという事実を感じます。
周りが親から海外旅行やブランドバッグプレゼントの話を聞いて、「ああ世は不公平だ」と何度も思いました。
無理してまで虚言を吐いているうちに限界が来ました。それが次の回想録④での話です。
